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和菓子道具
和菓子道具とは、日本の伝統的なお菓子である和菓子を作る際に使用する様々な道具の総称です。和菓子の種類や製法によって多種多様な道具が存在し、それぞれが繊細な和菓子の美しい意匠や独特の食感を生み出すために重要な役割を果たします。和菓子道具は、単に材料を混ぜたり成形したりするだけでなく、職人の技術と感性を表現するための*「手の延長」*とも言えるでしょう。
和菓子道具の例
代表的な和菓子道具には以下のようなものがあります。
・木型(きがた): 練り切りなどの上生菓子を成形するために使われる木製の型です。花、・葉、動物な
ど様々な形があり、職人の手彫りによる精巧な意匠が特徴です。
・押し棒(おしぼう): 練り切りに筋を入れたり、模様をつけたりするために使われる棒状の道具で
す。先端の形状によって様々な表現が可能です。三角棒や丸棒などがあります。
・筋切り箸(すじきりばし): 羊羹などの表面に模様を刻む際に使用する細い箸です。
・ヘラ: 材料を混ぜたり、形を整えたり、移動させたりする際に使用します。木製や金属製、樹脂製な
どがあります。
・茶こし(ちゃこし): きんとんなどのそぼろ状の餡を作る際に、餡を裏ごしするために使います。
・抜き型(ぬきがた): 羊羹や錦玉羹などを様々な形に切り抜くために使用します。
・刷毛(はけ): 表面に照りをつけたり、蜜を塗ったりする際に使用します。
・あんべら: 餡を丸めたり、形を整えたりする際に使用します。
・包丁(ほうちょう): 材料を切ったり、成形したりする際に使用します。
・盆(ぼん): 完成した和菓子を盛り付ける際に使用する平らな器です。
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